第5章

タイプとStone空間メモ

: Mを言語Lのモデル、A⊂M として、 公理系 ={φ : M |= φ,φはAをパラメタとしたL-閉論理式} に関する完全n-タイプ全体の集合。 は、位相の基底を各論理式φに対して とすることで、位相空間(Stone空間)になる。 ここで、 とおいた。 Stone空間は、完…

レーヴェンハイム・スコーレムの定理をちょっと使うと、

「可算モデルだけが持つような特徴」を一階論理で公理化することは不可能であることがわかります。 最も単純な例では、公理系Tが「モデルMが有限集合である」ということを表す論理式の集合であるようにしたいとしましょう。しかもモデルMは有限集合であり…

レーヴェンハイム・スコーレムの定理!!

公理系Tが無限モデルを持てば、可算モデルも不可算モデルも持ちますよ!それどころかどんな大きな濃度のモデルも持ちますよ!っていう定理です。ちょっとテンションが上がってきますねー(∩´∀`)∩ まずは定理の引用から。(新井敏康「数学基礎論」より) 定…

モデル理論の最初 モデルの拡大

第5章モデル理論に入りました。 部分モデルと初等部分モデルについて。 この辺は具体例と一緒に考えたいと思います。 部分モデル MがNの部分モデルであることをM⊂Nと書きます。集合の包含関係と同じ記号。 部分モデルの定義はp.179で与えられていますが…